先日公開されました、サークルazcatさんの新作
『インスタントアルケミスト~リーナの精液採取~』。
先週公開のエロRPGでも書きましたが、
気になったので実際にプレイを開始しました。
結構珍しいタイプのRPGで、どちらかと言うとSLGゲームに
近い印象を受ける本作品。
基本的には、アイテム採取をして、採取したアイテムで
合成品を作って、お店に並べて5日周期で発生する店売上でお金を得る。
もしくは、まとめて特定の商品を納品する「クエスト」で
地道にお金を稼いでいくような内容の物語になっています。
本作品で最も特徴的なのが、「主人公が弱いから、合成も考える必要があること」でしょうか。
主人公にはレベルという概念がなく、ザコ敵でも数発受ければ
即死ぐらいの弱さを誇っています。
そのため、強敵と戦うためには、「装備品」をしっかりと
用意してあげる必要があります。
この装備品を鍛えるために重要なのが、合成アイテムの組み合わせ。
本作品は、アイテムを合成するとき、特定の材料が必要なんですが、
それぞれ材料には固有の「能力アップボーナス」的なのがあります。
例えば、気付け薬を合成するとしましょう。
気付け薬の合成に必要なのは
「樹液(固有アイテム)」「植物(植物系アイテムならなんでもOK)」、
「自由素材(物品以外なんでもOK)」が必要になります。
「樹液」は固定なので、「樹液」を制定しなければいけません。
「植物」は植物系アイテムならなんでもOK。「ヒールの葉」や「さんご」などが該当します。
「自由素材」は、物品……装備品とか以外ならなんでもOKなんですね。
なので、一番楽に合成したいなら、最初から出ている採取ポイントで、
「樹液」と「ヒールの葉」、「水」を揃えりゃいいんです。
ですが、ここで注意したいのが固有特性。
それぞれのアイテムには、特性がついており、
合成アイテムにはその特性が引き継がれます。
「樹液」「ヒールの葉」、「水」では……
樹液-異常状態+10
ヒールの葉-HP+10
水-特性なし
ですので、合成した気付け薬の特性としては、
「異常状態+10、HP+10」のアイテムからの特性引き継ぎに加え、
気付け薬の固有特性「異常状態+10」が追加されます。
この気付け薬を装備品合成に使えば、「異常状態+20、HP+10」の
ステータスアップ効果が狙えます。
例えば、攻撃力を装備品で上げたい場合とかが、
装備品作成に使える素材を少し強めにすればいいんです。
例えば、「生命の指輪」を創るときには、
「古木の枝(固有アイテム)」「鉱物(鉱物系アイテムならなんでもOK)」、
「自由素材(なんでもOK)」が必要です。
今回注目したいのが、「自由素材」。
アイテムならなんでもOKなところに着目しましょう。
気付け薬のように、水でもOKなわけですが、
逆に言えば、気付け薬でもOKなのです。
ですので、合成で特性を増やせる気付け薬を使ったほうが
良い効果が出しやすい。
気付け薬も、先程は適当に作ったので
「異常状態+20、HP+10」だけの効果でしたが、
素材を「樹液」と「さんご(魔法力+10)」、「火山岩(攻撃力+10)」
にすれば、気付け薬(異常状態+20、魔法力+10、攻撃力+10)が
作れちゃうんですよね。
これを使って生命の指輪を作れば、攻撃力&魔法力+10効果がついた
生命の指輪が作れるんです。
ここまででも、頭を働かせて装備品を作らなければいけないのですが、
ここでさらに重要な問題があります。
まずひとつは、「装備品合成」でも一日経過すること。
アイテム調合してそれぞれアイテムを生成するだけで、1日経過します。
期限が90日間と短めなので、合成ばっかりやっていると、あっという間に時間が……。
そして2つ目が、合成限界値。
合成を数回繰り返してしまうと、そのアイテムが合成アイテムとして
使えなくなってしまいます。
少ない合成回数で、自分の求める装備品を作らなくてはいけないので、
かなーり頭を使います。
ただ、逆に良いポイントとしては、合成したアイテムをお店に並べると、
自分でも購入できるようになります。
(さらに購入してもなくならない)
良い特性で作れた合成出来る素材を店舗にうまく並べて、
必要な時にお金払って手に入れる……みたいな使い方をしていきましょう。
ここまで、システムの流れについて紹介してきました。
長く書いている通り、かなり複雑で頭をつかうゲームです。
なので、箱庭ゲーとか頭使う作品が好きな人は、向いていません。
エッチシーンは台詞主体のエッチシーンですが、比較的長く、
絵も可愛いですし、主人公も可愛らしいので、結構いい感じです。
結構くせのあるゲームだと思いますが、頭をつかう作業ゲーとか
好きなら、結構面白いんじゃないかなと思います。
RPG色は弱い気がしますが、取説もしっかりめだし、
もっと評価されてもいい作品だと思うので、ぜひ興味ある人は、
プレイしてもらえればいいなぁ……と思います。