昨年からプレイを続けていた絵なしのエロRPG
「Spiral Legend」

ついに一周をクリアしました。
プレイ時間31時間と、壮大なストーリーですねー。

エンディングはいくつかありますが、
私はヘルガちゃんルートをクリアしました。

前の速報レビューからも時間が経っちゃっていますので。
エピローグまでの全体的な感想や注意点とかを、
詳細レビュー前に軽く書いてみたいと思います。

さて、まず良かった点としては、
なんといってもゲームとしてのストーリー面が非常に丁寧なこと。

王道的な展開の中に、細かく意表をついているような
展開もあり、伏線もしっかり目。

途中、出来過ぎているように感じる場面もありますが、
全体的に見れば、その場面もあとあと「ああ、あの時の！」
みたいなのもあったりするので、凄く面白かったです。
　
　
また、個人的にはキャラ一人一人が個性的に描かれていて、
作品の世界観に入り込みがちな、みなよつとしては
非常に楽しくプレイが出来ました。

RPGとしての難易度も少し難し目ぐらいで、人によっては
かなり楽しいんじゃないかなーと思います。
(この辺は、短所にもなるので、後述します)

エッチシーンも、絵なしですが、官能小説並みに
しっかりと展開していくので、想像力で十分補える感じ。
エロ小説とか好きなら、個性的なキャラクターたちと
相まみえて、すごくよく感じられるんじゃないかと思います。
　
まぁ、色々と書いてきましたが、長所をまとめれば、
「難し目の長編RPGとして非常に良く出来てて、
　官能小説とか読む人なら、エロもOKな作品」
という感じでしょうか。
　
　
　
　
じゃあ、短所は何かといいますと、
長所が短所になる場面が全体的に多いです。

まず、RPGとしての難易度。
本作品は、ある程度ステータス上昇技とか、
ステータス異常を駆使しないと、かなり大変です。

終盤とかになると、ザコ敵でも必ずと言っていいほど、
全力で挑まないとやられちゃうぐらい。
みんなボス級の敵になるので、雑魚相手でも
10分ぐらい戦闘がかかることも多いです。

なので、本気でRPGをやろう！という気力がないと、
途中で飽きたり、もういいや！と思う可能性が高いです。
純粋なRPGをエロRPGにもとめていない方は、
絶対におすすめしない作品ですので、注意して下さい。
　
　
2つ目は、絵のないエッチシーン。
本作品の特徴でもあり、それを補える文章力の
ある作品なんですが、やっぱり視覚情報が無い分、
人によってはマイナスに感じる可能性が高いです。

エッチシーンの文章を飛ばし気味の方や、
短めなエッチシーンが好きな人には、注意が必要です。
　
　
3つ目、進行上にエッチシーンが少ないこと。
私にように、正式ルートのキャラ個別エンドを目指そうとしたり、
RPGを本格的に進めようと思うと、ストーリー進行中に
エッチシーンの展開が少ないです。

本作品のエッチシーンを見るためには、
特定のタイミングで敗北したり、特定の選択肢を選んだり
しなきゃいけません。

ですが、物語自体が長いので、合間合間のスパンが長いです。
そのため、「おおっ、このエッチシーンがイイ！」と思っても、
次のエッチシーンまでは真面目なRPGを進めなければ……

という場面が多いんですよねー。
なので、エロシーンの数自体は問題ないけど、
物語全体の長さの都合で、少なく感じられたり。

普通にRPGとして進めちゃうと、進行イベント上の
数シーンのみ閲覧でエンディング……みたいな感じになります。
　
　
　
なので、本作品はどちらかというと
「本格的なRPGをプレイした人」向けの作品で、
「エッチシーンはおまけ」だけど、非常に良く出来ている
エッチシーンという認識でプレイするのがいいかと思います。
　
　
　
人を選ぶ作品だと思いますが、
本格的な王道RPGを楽しみたい人には、ぜひおすすめしたい作品。
点数も、今のところは80点台後半ぐらいかなーと思っています。

同作品シリーズは、既に続編の2が公開。
3も、開発中なんですよねー。

個人的には、テキストが非常に良く出来ているので、
欲を言えば、絵がないのがいい意味で残念な感じ。

追加有料パッチとかでもいいから、絵があると
もっと多くの人におすすめできるんだけどなぁ……
　
　
作者、簡単な絵もブログで公開されてて、
なかなか可愛い感じですし、経験も積まれているようですので、
いつかは外注か自作絵を搭載された作品も出して欲しいなー
と思う今日このごろです。
　
　
　

また、詳細レビューができ次第、詳細まで
レビュー書きますので、楽しみにしてて下さいねー。

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