エロRPG関係に役立ちそうなイベントに行ってみた、
簡易レポート的なイベント紹介の第4回目。
今回は主にゲーム制作をしている人などにも役立ちそうな
「デジゲー博」に行って来ました。
ゲーム制作エンジンなどのブースで、写真などを
撮らせてもらいましたので、色々とご紹介します。
【エロRPGに関係する同人イベントレポート リクエスト&情報募集】
今回行ったデジゲー博は、100ブースに満たないぐらいな規模イベント。
11月17日、東京都大田区蒲田にある大田区産業プラザPiO 2F小展示ホールで
開催されていました。
同施設では、けいおん関係の同人イベントもやっていたみたいで、
周辺はすごく混雑していました。
デジゲー博自体は、混んでいるけどそこまで並ぶようなことはなく、
就活とか進学の中規模合同説明会ぐらいなイメージの混み具合で、
質問やゲームの体験プレイ・購入が出来る感じでした。
さて、デジゲー博自体は、全年齢商品のみ。
主にアクション・STGの一般制作ゲームや企業ブースが多かったです。
その一方、一部ブースでは「ゲーム制作」に役立ちそうなツール開発の
ブースも多々ありました。
今回、アダルト利用もOKなゲーム制作支援関係のブースさんで、
面白そうに感じたブースさんの紹介していきたいと思います。
phoenix
まず1つ目に紹介するのは、「phoenix」さんです。
みなよつもゲーム制作を行っているのですが、
「RPGツクール」と同等以上に使っているのが「SRC」という
シミュレーションRPGを制作するソフトです。
その「SRC」に拡張版として開発されているのが、
「phoenix」です。
同ツールは、現在アルファテスト中のツールで、
もうすぐ正式版みたいな感じになるみたいです。
SRCでは「スパロボ風SRPG」に特化したツールでした。
そのため、コマンドで出来ることしか出来ないことが多かったです。
「phoenix」は色々と拡張性が高く、
知識さえあれば様々な構築が可能だということ。
そのため、SRPG以外にも様々なジャンルのゲームが
制作できるような自由度の高さが特徴的です。
また、SRCでは「SRC」本体が無いとゲームプレイも出来ない
仕様だということでしたが、同ツールでは、1つのゲーム作品としても
パッケージ出力みたいに出来るので、ゲーム本体が不必要になったことも
特徴的です。
規約面でも、「制作ソフト0から作ったよー」とか明記するようなことを
書く以外は、特に禁止する予定も無いということでしたので、
自由度・総合性の高いツールとして、完成形が楽しみです。
LolitaEngine
上記「phoenix」はゲーム制作のツールですが、
こちらの「LolitaEngine」は統合開発ソフトウェアです。
簡単にいえば、
「ゲームを作りやすくする機能満載のソフトウェア」
といった感じのツールで、
「プログラミング知識ゼロでも作れるゲームツール」
系統とは異なります。
「ある程度知識がある方がより素早く作れるように支援する」
ツールという感じでしょうか。
付属ソフト感での連動率が高いらしく、
補完機能とかが充実しているそうです。
例えば、上記イラストの各部位に名前をつけると、
開発用のエディタでも、その名前を補完(途中まで書くと入力支援が出る)
みたいな機能なんかが付いているそうです。
また、無線LANを利用して、Androidやiphoneなどに
転送を行うことが出来るので、
実機でテストプレイなんかもしやすいような仕組みを
搭載してたりするそうです。
現在は開発中らしく、実際に同ツールでゲームが完成してから、
本格的にエディタとして公開されるとのこと。
そのため、まだまだ正式リリースには程遠いようです。
でも、ゲーム制作中とかに色々と便利な機能とかを思いついて、
実装してくれれば、より作り手に役立つツールとなりそうですね!
ゼロから作るオリジナリティのあるゲームを作りたい人に、
役立ちそうなツールでした。
adx2 LE
ゲーム制作と言うと、「ゲームの制作」に目が行きやすいと思いますが、
adx2は「音」に関するツールです。
音に関するような処理制作をより簡単に作れるということ。
例えば、自作エンジンで「ADV」なんかを作っている場合で、
「ボイス」が出ている時に、BGMの音量を下げたいなんていう場合には、
コマンドで簡単に処理を制作できるそうです。
もちろん、処理を作るソフトなので、ツクールなどの制作総合パッケージには
未対応なソフトになっています。
完全自作で、音処理を効率化・手軽かしたい方なんかには、
注目できるソフトなんじゃないでしょうかー。
ゲームの修羅場
最後に紹介するのは、直接的なゲーム制作というよりも、
ゲーム制作の視点に役立ちそうな合同誌を取り扱っていた、
「にじけん」さんのブースになります。
「ゲームの修羅場」と言うゲーム制作に関する合同誌を
販売されていて、様々なサークルさんの制作論や、
有名クリエイターさんにインタビューなどを行っています。
傾向的にはノウハウ本というよりも「創作論」や「創作概論」といった
内容が多いのですが。一冊に複数の方が様々な説明を掲載しているので、
色々と支店が広がります。
また、結構ツッコんだ内容の連載も多く、図解やイラストも多めなので、
気軽に読める読み物としても面白いと思います。
■にじけんさん公式HP
ということで、見た中で面白そうだなーと感じたツールや
ブースさんの紹介でした。
どうしてもエロRPGだと、「ツクール」「ウディタ」の2種類という
印象も多いかと思いますが、まだまだ満足しない方も多いはず!
ゲームの進化とかも、ゲーム作品の内容だけが
注目浴びがちなんですが、こういうツールや創作支援系の
ものも進化し続けているんですよねー。
また、こういう制作方面に目を向けていけば、
新しいことにチャレンジできることに繋がることも多かったりします。
こういう新しいツールや創作論などの紹介で、
より個性的で面白い作品がもっと増えていってくれると、
楽しいゲームがもっと楽しくなるんじゃないでしょうかー。